① ダンサーとミュージシャン
先ず、このダンスに関する歴史や技術面の記事は現在WEB上にいくらでも見つける事が出来るかと思いますので割愛させて頂くとして、ここでは現在の主に国内におけるHIPHOPダンス・ダンサー(※ちなみにHIPHOPダンスという呼称は特に海外ではほぼ商業用語で、ニューダンスとかニュースタイルと称される事の方が多いです)とそれを取り巻く世界の事を、どなたにでも分かり易く説明させて頂く為、以下少々乱暴ですがHIPHOPダンサー=バンドマンとイメージしてみて下さい。
一口にバンドと言っても出て来る音は千差万別で、例えばロックバンドと括られる中でも非常に多種多様なのは皆さんご存知のとおりです。こうでなければいけないという厳密な決まり事が無い分、聴き手の好き嫌い・直感的な評価で全てが決まる世界ではないでしょうか。
殆どの場合メンバー自らが作詞作曲他全てを創るので、演奏の技術面よりも(例えばプロであれば上手くて当たり前なので)音楽的思想や方向性・センスなどアーティストとしての力量が求められる訳です。
当初はライブハウス等から始まり、ステップアップ出来ればインディー〜メジャー契約へと至りプロのミュージシャンとなりますが、ダンサーの場合はどうでしょうか?
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