⑥ 最後に
長々と書いてきましたが上記はあくまで社会一般とは距離のある、シーンのコア部分でのお話です。最もシンプルに捉えればダンスとはスバリ自己表現ですのでどの様な方向性であれ、ある程度掘って(ヒップホップ的にはDIGるとか言いますね)みればどなたにでも必ず得るものはありますし、例えば今日ダンスを始めましたとか、昨日やめましたとかいう類のものでも無い筈です。 ヒップホップダンスは元々、アフロアメリカンの文化的背景から生まれたダンスで、それ故地域・時代毎に様々なスタイルが混在する、非常に掴みどころの無いものですので、最初からあまり真面目に挑み過ぎるとカオスに入り込んでアレもコレもと迷走したあげく全て中途半端…なんて事も。(実際非常に真面目な性格の方がこの症状に陥るケースが多いです)
なので特にエントリー時には”格好良ければ何でもアリ”くらいの捉え方で頭でっかちにならず、型にはまらず楽しんでみる事をおすすめ致します。
おそらくはそういう肩肘張らない関わり方が、ダンスに限らずHIPHOP本来の姿なのでは無いでしょうか。
長野ダンスユニオン代表 飯田 昌芳
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